世の中には音を大事にする人が多数存在するとして
音に一喜一憂というのは、無意識なのか敏感か、
はたまた鈍いのか怖いのかよくわからない。
とにかく、最近自信過剰になっているのか私、
振り返ると自己嫌悪が次々よみがえる。止まると困る。
最近音の世界の深さに今更気がつきはじめたのに、、。
久しぶりにしまっておいただけのヴァイオリンを出すも、
弦の調節をしているとGの一番低い弦がぷちんと切れた。
パパからもらったクラリネットが壊れた話、多分悲しい。
それが、弦が切れたことによってよくわかった。
少し大事にしなかった一瞬の過ちで修理せねばならぬ。
はやく弾きたいのに気持ちが焦ると後悔が増幅する。
いろいろ考えると悲しくて涙もでるし、今日はどつぼだ。
ヴァイオリンの神様、私に力をクレモナと願う。
(悪い落とし方にせず、素直にヴァイオリンに謝るほうが前に進むだろうかな)
夢をいろいろ勝手に想像してみる。
まずハンカチを持って、大きなコンサートへ出かけたい。
しかしながら今思いつくような、着てゆくおしゃれな服がない。
良い服を借り受けられたら格好はつくのだろうかもしれない。
見に行くのはカルメンのオペラで少し時間に遅れそう。
カルメンは工場で働き詰めで痩せてみえるのかな。
私はホセになったつもりで、なぜわかってくれない、と泣く。
しかしながら、カルメンの気持ちは背の高い、
男としての器が広い闘牛士へ向かう。
と、あまりにも横暴な空想の世界は膨らむ。
ともかくも、カルメンには魔力があるのだろう。
この話はホセになってみるのは恥ずかしい。
となると、カルメンになったつもりになれるけれど、
結局、自信がなくなってホセに戻ってしまう。
だから(?)、闘牛士になろうとか言う発想が出てこない。
私は闘牛士に向いていない、ともみることができる。
強盗の三人の娘と男が二人。仲間になるや否、闘牛士。
多分ここの場面で私は泣きじゃくっているのかもしれない。
カルメンが楽しい、というのはどういうことか。少し前に来た。
明日からも今日からも自信を持ってこの先いけるだろうか。
今日も大分見栄を張ってしまって後悔だ。
自分の声も威厳がなくて軽くてねとっとして気持ち悪いのがいや。
でも仕方ない。としか思いようがない。ふむ。
もう少し若ければ、クレモナに修行に行きたいのかな。
と、余計な話が余計に大きく余計になった。
気持ちのために残してみる日記。