人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ローエングリン。
時間があったので、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」を観賞。
感想は、正直うるうるくる所もあるのだけれど、言葉がドイツ語なので感情移入できない。
というのと、人間の声というものは凄い力があるのだなと、思ったこと。
テノールっていうのはカッコいいなと思った後にバリトン(バス)が聞こえてくると、
これもカッコいい、となってしまう。ソプラノとかにしても同じだけれど。
やっぱり、セリフが主体なので音楽自体が装飾だというのが贅沢だと感じた。
内容については、ファンタジーっぽくもあり、子供っぽい感じもする。
ものの真実を証明するために決闘するって発想がヨーロッパ封建的でわからない。
やっぱり、キリスト教的な部分はわからないし、契約を重視する土地柄だということはわかる。
ただ、エルザが誰にでもある疑心暗鬼な部分を延々と見せた後、お前が悪い、
と、ローエングリンが開き直るような感じを受けるし冷たい感じもする。それが膨らんでいくと、
ローエングリンは心が狭い騎士のような感じもしないでもない。
けれども、なかなか心にぐっと来るところがたぶんにある作品だと感じた。
結婚式のところの音楽は有名だけれど、これを見るとなんだか切なくなって、
もし自分が結婚するとしても、自分の結婚式では使いたくなくなるね。切ないし。
でも、じっとオペラを見るのは疲れるものだということを実感した今日一日でした。
次はタンホイザーを見てみるかな。と、いつになるやら。

ローエングリン。_c0008771_2032445.jpg

by premiertack | 2005-09-01 20:33 | 趣味のせかい | Comments(0)
<< 借りてきた。 鏡、たろっと。 >>