ちょっとなんかなーと、本棚を見ていると、
「裸の大将 遺作 東海道五十三次」 山下清 を手に取る。
さらりと読んでいると、山下清は42番名古屋の熱田を書き終えて、
高血圧眼底出血でドクターストップで未完のまま他界だったのが、
こっそり最後の京都まで仕上げていた、というのがあり、
名古屋ってこの間行ったところや、って読んでみると面白かった。
以下、借用 ( 注:無断です)
名古屋は みるところがたくさんあるんだな
テレビ塔にもいったし 名古屋城もみたし
名神高速道路の入り口にもいってみたな
熱田神宮にきて やっとのんびりできたのは
ここが昔のまんまのせいかな
ルンペンしてるとき たまにお宮のそばでねたことがあるけど
あんまりりっぱなお宮はねるところがないな
伊勢神宮だの熱田神宮は
ねるところでなくて見るところだといったら
よその人に 見るんじゃなくておがむんだといわれた
と、とくに自分とあわせるというのではないけれど、
読んでほっとしたので、気分を拝借してみた。
いろいろと話したことがあるんだな
えらそうに言ったり 思ったまま考えなかったり
あれはちょっと言いすぎたな 気がゆるんだせいかな
りっぱな大人をふるまいたいけれど
ほんとはけっこう てきとうに育ってるんだな
ひとみしりでこわがりって言っても
前の人に わだいが豊富で話しじょうずっていわれた
と、画伯気分でガハガハハクッ。おそまつ。