いったいあといくつのYouTubeを見れば、きみのおまんじゅうの形がわかるのだろう。
胸の行く先が見えるのだろう。いつかたどり着いてみせるまだ見ぬあそこの場所へ。
そして、ちょっとかがんでくれないか、そうしないと僕はこの世の先があるいは布がちらりと見えないんだ。
そして僕は君の心にスイッチを入れたい。どのボタンを押してさすれば気持ちを入れさせてくれるのだろう。
君の心に響くボタンを僕は探し続ける。もし見つけたらわかりやすいように大きくしたいんだ。
そして色が赤く変わって膨らんですり減るまで、僕は何度でも何度でもやさしく君に届くように押し続けるだろう。君の大きくなったそのボタンを。
そうすれば君の胸の内、とがった部分が僕の胸に突き刺されば、お返しとばかりに僕は腹の下を尖らせてつき返すこととだろう。
でも、出したくても出せないときに僕は我慢をしるだろう。我慢のしると君はスムーズに受け入れてくれるだろうか。
昆布とわかめ。出汁をとったあわびをきゅっと絞れば漏れて出る海のスープを舌で味わう。
そのあと丸く盛られた杏仁豆腐みたいに顔をうずめて、僕はそっとクコの実をほおばるだろう。
君を思って、たっぷりと味わったから、僕は赤く腫れ上がってしまった。
君はくらげさ。僕は刺されて大きくなってしまった。かゆいよかゆい。
もうじゅくじゅくの汁が出てしまいそうさ。OHワンダフル。何度でも刺しておくれよ。気持ちいいから。
僕が持っているこの汁を、君の持っているこの汁をゆっくり混ぜ合わそう。
ぼくは泡立て器を持ってくるから君はボウルになってくれよ。
かき混ぜても絞ってもいい。なんなら倍速ボタンを押しっぱなしでもいい。
僕と君とで今日はケーキを作ろう、新鮮でふわりとしたこの最高のクリームで。