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違う道。
私は人から変わっているとよく言われた。という記憶がある。
だからか知らないが、常識という言葉に敏感だった。
あんまり気に入らない人に「そんなん常識で考えたらわかるやろ」
と言われると、すぐカチンと来た。
常識と言う言葉は難しいもので、言い手の人格やそのレベルによってニュアンスが変わる。相性もある。
それなのに、常識の意味は一つ、と言うのが解せなかった。
今となって、そういうこだわりがなくなったのは、コンプレックスが気にならなくなったことが大きい。
声だとか姿勢だとか、自分が劣っている、と感じると普通というのは壁なのだ。
自分が普通だと感じられれば、常識は世の中の常識でなく、世の中の私の常識になる。
私はだいぶ時間をかけて、普通と感じるようになってきたようにも思う。

普通というのはありがたい。
私はどちらかと言うと人があまり通らない、人とは違うことが多い道を社会に出てたどっていると感じるけど、
こんなの華やかに見えたりうらやましがられたりすることが大半だと思うが、
他人と違う普通じゃないことが多いほど、得るものはありがたく面白いのかもしれないけれど
割に合わなくてしんどかったり、成果も評価されにくかったり、
見た目と実際が違うことも多い。
簡単に幸せになるのは、みなと同じように普通に暮らして、大多数にまぎれてでも、
人並みに暮らせば、横を見れば道はいろいろと示されていてあせる必要がない。
人と違うと言うことは、人に頼ることができない。群れることができない。

と、私はいまだに普通にあこがれている節もある。
正直、仕事を選ぶのに工場でも何でもよかったのは本心だけれど、
本心でここの会社じゃないと嫌と思えなくて、どこでもいいと思いながら面接を受け続けた。
がんばって役に立つ自信はあったけれど、結局選り好んでいるのと客観変わらない。

まあでも、普通でも普通じゃなくても、目の前にあることを丁寧にして生きれば、
そんなに失敗するような出来事はないと思って、また明日からもがんばらないと。

違う道。_c0008771_215419100.jpg

by premiertack | 2016-01-28 22:16 | 日常の出来事
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